
うぐいすのさえずり美しく、風光る南国沖縄では県花のデイゴが咲き始めました。
今回はデイゴの花が咲くこの季節にお勧めの、百名伽藍から車で6分の場所にある隠れた観光名所をご案内いたします。
ここ南城市には、琉球の創世神・アマミキヨに由来する聖地が点在します。
玉城グスクはそのひとつで、標高約180メートルの天然の要塞に築かれた城跡で、急な階段を上ると石灰岩をくり抜いた印象的な円形の城門があり、ここからは久高島や沖縄本島の中南部が一望できます。この玉城グスクは、琉球国王が聖地を巡礼した「東御廻り(アガリウマーイ)」の最後の拝所です。
巡礼を終えた国王は城門からの眺めを見て、心を新たに国づくりに励もうと考えたことでしょう。
郭内からの門。夏至の日の出にはこの門からまっすぐに朝日が城内を照らします。
城門から差し込む光は、あたかも母親の胎内から生まれでる瞬間をも想起させます。
本当に「原点回帰」にぴったりの場所。心機一転や心をリフレッシュしたいときは、玉城城跡を訪れてみてはいかがでしょうか。
そして今、玉城グスクのすぐ隣にある玉城青少年の家では、沖縄の県花でもあるデイゴの花が真っ盛りです。
4月から5月に真っ赤に咲くデイゴの花ですが、「見事に咲けば咲くほど、台風がよく来る」ともいわれています。
デイゴの花言葉は「夢・生命力・活力・和」です。
鮮やかな赤い花を見ていると南国への憧れ、力強さ、生命力を感じます。
また、デイゴの花はたくさんの花びらが集まって形を作っているので、その姿に由来して【和】の花言葉がついたと言われております。
沖縄でデイゴを見かけたら、素敵な花言葉を思い出してくださいね。








